この秋、全国の相談員が歓喜したであろうニュースが舞い込んだ。
なんと例のゲームの新作が出るというのだ。
その名も『囚われのパルマ Refrain』!!
9月に幕張で開催された東京ゲームショウ2018のカプコンブースで出展されたらしい。
私はこのニュースを聞いて、今ならトリプルアクセルとかできんじゃねーかって位歓喜に沸いた。
ちょっともう新作が出る情報を目にしてからワクワクが止まらないんで、記事にしちまったわけである。
目次
囚われのパルマは、2016年8月にリリースされたスマホ向けゲームである。
コンセプトは「ガラス越しの体感恋愛アドベンチャー」
いろんな意味で当時大きな話題となり、中毒になる女性が続出した。
あのカプコンが本気で女性向け恋愛アドベンチャーゲームを作ったと噂を聞いて、私はリリース当時からプレイした。
カプコンと言えばアレだぞ、バイオハザードとかモンハンとか作ってるメーカーだからな。
昔からアクション系タイトルが多く、コア層から絶大な支持を得ている。
スマホゲーへの参入はあまり積極的ではなかった印象があるが。
そんなところも硬派な感じでかっこいい。
そのカプコンが本気で作ったという、スマホ向けのしかも乙女ゲー。
そんなん、面白くないわけないだろう。
結果、神ゲーだった。
前作についてはこちらの記事でレビューをまとめてある。
簡単に言うと、ある事件をきっかけに記憶喪失になり、孤島の施設に収容されているハルトという青年の相談員となって彼とガラス越し(スマホの画面越し)に面会を重ね、心を通わせていく過程を楽しむゲームである。
相談員のミッションは事件の重要なカギとなるハルトの記憶を取り戻すことなんだが、ストーリーはシリアスで、ハルトの記憶が少しずつ呼び起こされるたび謎が深まり悲しみが増すのだ。
ストーリーの終盤、私は突っ伏してガチ泣きした。
ワーワー泣いたからなホント。
涙が止まらないとか、全米が泣いたとかのレベルじゃなく、日本中の相談員が泣き喚いたんじゃないだろうか。
それほどまでに、私は相談員そのものだったしハルトとずっと一緒にいたかったんだ。
ハルト編完結後、アオイ編という新キャラのストーリーが解放されたんだが、私はハルトに申し訳なくてアオイ編を最後までやっていない。
なもんで、今回新作発表があってもハルトに申し訳なくてプレイできないかもなーと思った。
だがしかし、新作のチアキというキャラを見てしまった。
もうね、好き。
「俺は……君を愛さない。」だと!?
またアレか、塩対応からデレる感じの流れなのか?
新作のタイトルは『囚われのパルマ Refrain』…
Refrainとは、控えるなどの意味があるが日本では”繰り返す”という意味で使われることが多い。
タイトルからして意味深な気がするけど、どうだろうか。
どうやら今作の舞台は、前作の5年前とのことだ。
囚われのパルマでは”記憶”が物語の核である。
Refrainとはどういうことなのか…まさかループ系のオチってことはないだろうけど。
(アニメの見すぎかよ)
まぁそれは置いといて、物語は落ちていた一冊の本をきっかけに路上に倒れていたチアキを助けるところから始まるらしい。
チアキはある事件の容疑者であり、その重要な証拠が消えたという。
肝心のチアキは事件の記憶を失っており、プレイヤーは証拠を隠滅した疑いがかけられている。
今回のミッションも、チアキの失われた記憶を取り戻すこと。
加えて相談員自らの疑いも晴らすことだ。
大まかな設定はハルト編と非常に似ている。
どうやら囚われのパルマは、”事件の中心人物×記憶喪失”がベースなのだろう。
前作の5年前の設定ってことは、パラレルワールドではなくハルトがいた世界と同じ時間軸で繋がっているということだ。
前作で出てきたキャラとか設定がちょいちょい出てきては、前作相談員が喜びそうな要素が出てくるのだろう。
実際、冒頭で落ちていた一冊の本ってのが例の『黄金の蜂』らしいからな。
それにどうやら、サブキャラであるシンディーが5年前の姿で登場するとかしないとか。
そういった関連要素がどんな形で出てくるかも楽しみだ。
そして今回は相談員であるプレイヤーにも証拠隠滅の疑いがかけられているらしい。
なにそれ超ツラいんだけど。
あんな狭い島なら噂なんてすぐ広まるだろうし、皆から冷たくされたらどうしよう…。
今作では、システムもいくつか進化しているらしい。
5年前の物語なのにテクノロジーはむしろ進化しているというな。
前作では、面会中に手のアイコンが現れたら面会室のガラスをノックするアクションが可能だった。
今回新しいシステムとして、視線移動が可能になるようだ。
目のアイコンが出ている時に、スマホを傾けるとプレイヤーの視線を任意で動かせるらしい。
このアクションによって、チアキが反応してくれるようだ。
ガラスノック同様、敢えてアクションしないというのもアリかもしれない。
前作では、監視カメラ切替ボタンを超高速でカチカチやってた気がする。
この、監視カメラ切替ボタンを高速カチカチしている時の、ヤバいヤツ感。
なんとも言えない気持ちになるのだ。
で、今作では監視中にスマホ画面をスワイプするとカメラの角度を変えられるらしい。
これは実際触ってみないと便利なのか面倒なのかわからない。
あとは、カメラの自動追尾機能があるらしい。
これはありがたい。
高速カチカチ中の背徳感というか、なんとも言えない気持ちがちょっと救われる。
前作では、ハルトはフルボイスだったが、ボイス付サブキャラはいなかった。
それが今作では、フルボイスではないものの、全てのサブキャラにボイスが用意されているとのことだ。
一番お世話になる須田看守の声は、なんと櫻井孝宏さんらしい。
これだけでもめっちゃ嬉しい。
できることなら須田看守も攻略したい。
それから、図書館のアルバイト・門司に鈴木達央さん。
シンディーの5年前の人物らしきキャラの声聞ける。
あぁ楽しみ。
とにもかくにも、とりあえずプロモーション映像を見てほしい。
まぁこの記事読んでる人は既に何度も見てると思うけど。
チアキの声を担当する声優は石川 界人さん。
正直、最初は石川 界人かぁ…と思った。
だって、ハイキューの影山飛雄の印象が強すぎる。
↓飛雄↓
飛雄は語気が強いからなぁ、あんな調子でチアキの顔で「帰れ」とか言われてみ。
ダメージが強すぎるだろ。
だがプロモーション映像を見て。
うわぁ~すげぇいい~。
流石プロの声優さん。
公式の公開情報は以下の通りである。
ある事件の重要参考人として監禁されている青年。
事件に関わることを含め、記憶の一部を失っている。
一見横柄でドライな印象を受けるが、気を許した相手に対しては、何故か守ろうとする意識が強い。
そんでもって、身長178cm、体重67Kg、左利き。
とのことだ。
チアキを最初見たとき、ハルトと少し系統が似てるのかな…という感じ。
しかし、似ているようで、受ける印象は全然違う。
ハルトはなんつーか、病弱っぽいというか、暗いっつーか、守ってあげたいっつーか、かわいいっつーか、母性本能くすぐられるみたいな。
チアキはなんつーか、とっつきにくいっつーか、ちょっと怖いっつーか、その目で拒否られたらマジへこむわみたいな。
ハルトやチアキが着ているのは、恐らく施設から支給される部屋着みたいなもんだと思う。
それが今作チアキが着ているやつ、ちょっとかっこよくなってる?
でもこれ、白とか薄いグレーだったら工場とかの作業着っぽいし、素材的にリラックスできるのかな。
諸々心配したが、まいっか。
前作で、実は気になっていたけど言わなかった部分。
イラストハルトとCGハルトの印象に、かなりギャップがあった。
まぁそれはある程度仕方ないよねと思っていたんだが。
ていうか、絵が上手すぎなんだわ。
チアキの場合はそのギャップをほとんど感じない。
イラストチアキもCGチアキも、同一人物としてスッと受け入れられる。
この部分は人によって感じ方が違うかもしれないが、私はちょっとここに感動した。
今のところ未定とのことだ。
——–↓↓↓2018/11/26追記↓↓↓——–
配信開始日が2018年12月18日(火)に決定!!
現在、予約注文・事前登録受付中らしいので詳しくは公式へ。
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私は発売と同時にプレイを開始することをおすすめする。
なぜなら、囚われのパルマはエピソードごとに週一回の追加更新となる。
いくら続きが気になるから先に進めたくても、エピソードが公開されないと進めないわけで。
更新直前なんか、やることなくなってひたすら監視と差し入れを繰り貸すみたいな。
しかしこのペースで進めるからこそ、じっくりハルトを観察できるわけで。
このゲームの本当の面白い部分を堪能できるのだと思う。
もちろん私は今作も発売と同時にプレイするつもりだ。