独身アラフォー女の趣味と仕事と思い出話

貧乳でもマンモグラフィー受けられるのか体験してきた

私は貧乳である。
並の貧乳ではない。極貧乳だ。
AAAカップ(トリプルエー)である。
なにそれって感じだろう。
これは某下着メーカーが販売している。
一般的に認知されている規格ではないと思う。
つまり、規格外レベルの貧乳だということだ。
そんな私が先日、最新の3Dマンモグラフィーの検査を受けてきた。

まず不安なのは、コレ挟まるのかっつー。
それと、噂によると潰されて激痛というではないか。
数年前から検査を受けないとなぁと思いつつ、先延ばしにしてきたのだが
この度意を決して検査に行ってきたので、レポートを残しておく。

検査を受けたきっかけ

一番の理由は、母が乳がんになったことだ。
発見・手術から5年以上が経過し、今は元気だが母は全切除を行った。
なので、自分はいつか必ずがんになると思っている。
35歳から会社の健康診断で、超音波検診だけは毎年受けている。

妹は現在2児の母であり、健康診断すら受ける機会がない。
なので今回、妹と乳がん検診に一緒に行こうということになったのだ。

超音波とマンモグラフィー

乳がん検診は2種類ある。
超音波(エコー)検査と、マンモグラフィーである。
専門家ではないので、どっちがどうとかよくわからないが…
会社の検診で、どっちを受ければ良いのか聞いたところ
40歳以下の若年女性は超音波受けとけみたいなことを言われたから、
「はぁ、ソウデスカ…じゃぁ超音波で」と言われるままに受けていた。

今回行ったクリニックで、超音波は毎年受けていることを伝えた上で、
改めてマンモグラフィーとの違いを教えてもらった。

若年女性(20~30代)は乳腺の組織が密なんだそうだ。
で、マンモグラフィーというのはその乳腺組織もしこりも白く映る。
なので、全体的に白く映る為見落としが生じる場合があるらしい。
はぁ~なるほど、そういうことだったのか。
だったら超音波だけ受けとけば、マンモグラフィー受けなくて良くね?
と、思ってこれも聞いてみた。
超音波検査とマンモグラフィーには、それぞれ得意不得意があるらしい。
マンモグラフィーには、若年の場合上記のような欠点もあるが、
石灰化といって、しこりになる前の段階での発見に優れている。
つまり、より早期発見ができるということだそうだ。
まぁなので、両方受けとけばより安心ということだ。
どちらか一方を受けるのであれば、若年女性は超音波を選択すればいい。

3Dマンモグラフィー

さていよいよ、レントゲン室へ呼ばれた。
おぉ~これか…これで今から挟まれんのか…にしてもデカっ。
マンモグラフィー検査の装置
レントゲン技師の女性に出迎えられ、簡単な確認と説明を受けた。
で、オプション料金1000円追加で、3D検査を受けられると言う。
3Dマンモグラフィーはミリ単位で断面を撮影していくので、
立体的でより正確に腫瘍を発見できるらしい。
まぁ、せっかくなので「じゃぁ、はい、3Dでお願いします」と。
あと、1000円をケチるケチなヤツと思われたくなかったのが正直なところである。

貧乳は挟まるのか!

もろもろの説明と確認を終え、それでは上を全て脱いでくださいと言われ。
いよいよだ。いよいよである。
脱ぎやすい服を着ていったので、ものの5秒で貧相な上半身があらわになる。
「あのぉ、コレ挟まりますかね…私それがすごく心配で」
と話しかけると、技師の女性は振り返って私を見ると「あ~…」と哀れみの表情。
あ、今この人無理かもって思ってる絶対…!
なんかすごい可哀想な目で見られてるんですけど…!
「頑張ります!任せてください!」と、めっちゃ笑顔でガッツポーズしてくれたけど、かなり間あったよな。今。

で、機械の台のような部分に乳を乗せ(私は乗るほどないのだが)、
上から透明の板がウィ~ンと下がってきて挟んだところで撮影、という手順だ。
この上下から挟まれるのが2D撮影だそうで、3D撮影は左右から挟む。

私の場合貧乳すぎて、まず台に乗らない。
申し訳ない程度に乗せた風に体勢を取ったところで、
横から技師の女性が私の乳を抑えて固定し…透明な板がウィ~ンと降ろされる。
緊張の瞬間である。
はっ挟まったっぽい!
「大丈夫!挟まりましたよっ!このまま動かないでくださいネ!」
もう、言われるがまま私はじっとしているしかなかった。
まな板の鯉である。
いや、まな板から落ちそうな金魚か。
挟まれてから撮影するまでは、ほんの数秒だ。
これを上下挟みと、左右挟みを両方の乳で行うので計4回である。
とにかく、無事挟まったことが何よりも安心した。

検査中の痛み

もうひとつ心配だった痛みの方はというと。
まぁまぁ結構痛かった。
「アタタタタタ!」と言いたくなるが、なんとか言わずに「ぐぁっ」で済む程度だ。
上下から挟まれる方が「ぐはっ!」で、左右挟みが「うぐっ…」って感じ。
とは言え、ほんの数秒×4回の我慢なので、そこまで苦痛ではない。
苦痛を伴う検査としては、注射とかバリウムの方がよっぽど辛い。

ただ、注意したいのは生理前のマンモグラフィーはやめといた方がいい。
生理前で脇やら乳が張っている状態だと、痛みは何倍にもなりうる。

そして、乳がんでしこりがあった母はこう言っていた。
しこりがない方は我慢できる痛み。
しこりがある方を挟まれたときは、あまりの痛さで涙が出た。と。

一緒に検査に行った妹は、痛みについては何も言っていなかった。
彼女は昔から痛みに強いのだ。
それより「母乳が吹き出してさぁ!あははは」と笑っていた。

料金

今回は妹のおかげで、割引価格で受けることができた。
マンモグラフィー検査3,600円(税別)+3Dオプションで、合計4,600円+税だった。
このクリニックの通常料金は8,000円(税別)とのことだ。
これはクリニックによってバラつきがあると思う。
私が会社で受けている検診専門クリニックでは5,400円(税別)だ。
かなり差があるが、料金だけで機関を選択するのは間違いかもしれない。
自分の身体のことなので、よく考えたいところである。

授乳中は受けられるのか

上で述べた通り、妹は吹き出すほど絶賛授乳中である。
授乳中も問題なくマンモグラフィーの検査を受けられるそうだ。
ただし、強く挟まれて母乳が吹き出すので、妹はタオルを持参して行った。
検査の予約を入れるときに、予め授乳中であることを伝えると良い。
妹はこうも言っていた。
「母乳出てさぁ、申し訳なくて超謝ったら、大丈夫ですよぉ~ってめっちゃ優しかったわぁ」

予約や問い合わせの際、対応の良いクリニックなら安心かもしれない。

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