2018年2月18日
「パーマン変身セット」を身に着ければ空を飛べると本気で思ったんだ
先日ふと思い出した、私の幼少期の奇行について書こうと思う。 ...
私はちょっと前、いや数年前、いやいやだいぶ昔…
朝仕事に行く前に職場近くのマックで朝マックをするのが楽しみの一つであった。
毎日でなくて週1回程度。
一人朝マックが当時の私の最大の贅沢。
あの粉まみれのソーセージマフィンとか。
シーセージと玉ねぎみじん切りのみのホットドッグとか。
うす甘くて一口大のホットケーキとか。
どれも家庭で作れそうでいて、あの味は家庭では出ない。
まさに別物。完全オリジナル。
ある日、今日は絶対朝マック!と決めていた。
しかし思いの外準備に時間を取られ、あまり余裕がない。
それでも今日は絶対に朝マック!
そこは譲れない。
絶対と言ったら絶対なのだ。
当時私は電車通勤の届けを出して交通費をもらいながら、
それを浮かせるためにチャリで30分かけて通勤していた。
私のチャリを漕ぐ速さと言ったら、誰にも負けない。
ギアは「一番重い」が基本である。
そこいらの若者(主に敵は高校生)にスピードで負けるのはプライドが許さない。
抜かされたら抜くまで追い詰めっかんな!
といった具合で、追い抜け追い越せのレース化することも多々あった。
まぁそんなことはいいのだが。
そんなこんなで、その日はいつもに増して猛スピードで職場へ向かう。
今日は朝マック!朝マック!
チャリンコ暴走族である。
追い抜けない細い道で、ゆっくり走っている人がいると心の中で舌打ち。
どいて~頼むからどいて~、心の中で叫ぶ。
やべぇ…このままじゃ朝マックの時間がねぇ…
焦りつつも心は固まっていた。
今日はあの、うす甘くて一口大のホットケーキだ!
そしてソースはブルーベリーにしよう!
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