独身アラフォー女の趣味と仕事と思い出話

光回線の訪問勧誘にひっかかった時の契約解除方法

私の仕事はWEB制作である。
商社のWEBマスター的な立場だ。
当然、同世代の他業種女性よりは機械に詳しい。
ネットの接続、パソコントラブル、周辺機器の接続から設定などは大抵自分でなんとかできる。

そんな私が恥ずかしいことにインターネット(光回線)の訪問勧誘にひっかかった。
そりゃもうまんまとやられたので、手口と申し込み取り消し(契約解除)に至るまでのレポートを残しておく。

はじめに

その日は日曜日で、特に出かける用事もなく家で昼間からビールを飲んでいた。
そう、私はベロベロではないにしろかなりイイ気分だった。
シラフだったらこんなことにならなかった。絶対。(言い訳)

そんな陽気なサンデーの昼過ぎに、悪魔のインターフォンが鳴るわけだが。
私が今住んでいるのは、単身向けマンションで外観がちょっぴりお洒落なので住人はほぼ独身女性だ。
そんな集合住宅を狙ってかどうかはアレだが、私なら日曜の昼に旦那様がいそうなファミリー向けマンションに営業には行かないだろう。

手口① 若いイケメンスーツで攻めてくる

インターフォンが鳴りモニターを確認すると、若いイケメンスーツ(爽やか系)が写っている。
「あっら、イケメン」などと独り言を発した次の瞬間には、呼吸をするかの如く応答ボタンを押していた。
これがもし強面のオッサンだったら応答しなかった。絶対。(言い訳)

手口② 機械が新しく入った、皆様のお宅へ案内中

て「はい」
男「こんにちはー」(爽やかっ☆)
男「この度、このマンションの光回線の機械が新しく入りまして、インターネットの料金がお安くなるので、今皆様のお宅へご案内しています。」
て「はぁ…」(機械が新しく…?入れ替わったのか?)
男「現在、光回線をご利用でしょうか?」
て「はい」
男「でしたら、料金お安くなりますので、ご説明させていただいてもよろしいですか?」
て「はい」(開錠ボタンポチー)

<Point!!>
“光回線の機械が新しくなったので、料金が安くなる”
↓↓↓
この言葉のマジック。おわかりいただけるだろうか。
このマンションに設置されている、光回線の大元の装置かなんかが新しく入れ替わったのかと思った。
なので、今までとは違うもっと高速で料金も安いプランに切替えられるよってことなのかと。
プロバイダーの料金プランなんて細かく把握していないし、そういうこともありうるのかなぁとか。

“皆様のお宅へご案内しています”
↓↓↓
上記の理由と、みんなの家を訪問しているなどと言うもんだから変に安心してしまった。
よく考えれば、住人各々契約しているプロバイダーも違うはずだし料金も違うはずである。
新プラン切替案内など、わざわざ訪問営業するわけがない。

全部酒のせいだっ!

手口③ 現在の契約プラン・料金より安くなる

そんなこんなで、イケメン営業マンを玄関先までお迎えしてしまう。
男「お時間ありがとうございます。私S社代理店の○○と申します。」
首にかけている名刺の札を見せてくる。

S社代理店って…私が契約しているプロバイダー全然関係ないじゃん。
ようやくここで気付いた。
男は光回線のプロバイダー乗り換え営業だったのだ。
やっべ、めんどくさいことになったぞ…適当に話聞いて帰ってもらおう。
などと思いながら怪奇な表情で名刺を覗き込んでいた。
男「え…っと、何か?」(怯み)
て「あ、いえ。」(真顔)

そこから、怒涛のS社光回線の説明が始まり。
月額料金自体は、現在私が契約しているプロバイダーより少々安い。800円くらい。
今、申込むと工事費やらいろいろな初期費用が0円です!とのことだ。

正直、損をする話ではないと思った。
それに、その数日前に光ケーブルを飼い猫にかじられネットが使えなくなっていたのだ。
近所の家電量販店では光ケーブルは売っていなくて、amazonで探していたところだった。

面倒くさいからこのまま申し込んでしまおうか…

私の中のもう一人の私が囁く。
だって光ケーブル探す手間が省けるじゃん。
安くなるんならいいんじゃね?

そして私は申込み書にサインをした。

実は思わぬ落とし穴があった

その日、男が帰ったあと申込みの控えやら資料の入ったファイルを部屋に放り投げ、ビールを飲み漫画を読んだ。
翌日、仕事から帰宅したとき資料が目に留まり、ハッと気付いた。

ちょっとマテ。
初期費用は0円ですげーお得っぽく言ってたけどさぁ。
今のプロバイダ解約したら違約金発生するじゃん。
全然お得じゃないんですけど。

そうなのだ。
代理店営業の彼らは契約さえ取れればいいわけで、顧客の現在契約先の違約金の話など一切しない。
説明する必要も義務もないのだろうが、この辺に疎い主婦や独身女性は後から気付いて泣く泣く払う人も多いんじゃないんだろうか。

新しく申込みをしてしまったプロバイダーも、利用開始してから解約すれば違約金が発生するだろう。
ここはなんとしても利用開始前に申込みを取り消す必要がある。
本当に面倒である。

クーリングオフはできないのか

光回線の訪問勧誘で申込みをしてしまった場合、クーリングオフはできないのだろうか。
これだって訪問販売のようなものだろう。
できなきゃおかしい。

調べてみた。
光回線契約においてはクーリングオフの適用外…だったらしい。
しかし2015年5月から電気通信事業法が改訂され、これに匹敵する法律ができたとのこと。

それが初期契約解除制度である。
契約書面の受領日から8日以内であれば無条件で契約できるとのことと。
ただし、条件がある。
下記料金は支払う義務があるのだ。
無条件じゃないじゃないか!(怒)

○契約解除までの期間のサービス利用料
○工事費用(今回の場合は無料)
○事務手数料(今回の場合は無料)

参考:電気通信サービスの消費者保護ルールの見直し

まぁ、まだ工事どころかルーター等の機器も到着していないから恐らく無料で契約解除できるはずだ。
初期契約解除制度を適用させて、契約解除申請するには決まった手順があるのか調べるのも面倒だ。
しかし、あの営業マンがいる代理店に電話するのは負けた気がして嫌だ。

申込み後、工事に関する連絡が携帯に届いており、そこに窓口の電話番号の記載があった。

契約解除の申し出

上記の通り、とりあえず面倒なのでS社に直接電話をかける。
工事の件で携帯に連絡をもらったが、申込み自体を取り消したい旨を伝えたら、あっさり受付けてもらえた。
差支えなければ理由を教えてと言われたので、正直にお話した。
一件落着である。

あまりにもあっけなく受け入れてくれたが、このような契約解除案件は相当多いのだろう。
今回の件は、酒を飲んでいたとはいえ安易にその場で申し込んでしまった私が悪い。
もう、インターフォンのモニターにイケメンが写っていても開けないぞと誓った。

コメント (4)
  1. おとわ より:

    こんばんは。同じような目にあいました。
    うまく解約できた事例がないかを探していて、たどり着きました。
    私もS社の代理店を名乗っていました。
    私も電話して契約自体なかったことにしてもらおうと思います。記事に載せて下さって、ありがとうございました!

  2. てれってー より:

    >おとわさん
    こんばんは。コメントありがとうございます!
    お役に立てたようでよかったです^^
    無事契約解除できるといいですね!

  3. にもり より:

    結局その後、何もなかったですか?
    電話があっさりすぎて本当に解除されたのか不安で。

  4. てれってー より:

    >にもりさん
    その後、全く何もないですよ^^

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