独身アラフォー女の趣味と仕事と思い出話

焼き鳥屋で食べた半生肉で食中毒になった経過をまとめた

ヤバい。めっちゃ腹が痛い…。
寝冷えによる風邪かと思っていたが、これはおかしいぞと気付いたときにはかなりフラフラだった。

ということで、この度「カンピロバクター感染症」になったので、その症状と経緯・経過を残しておこうと思う。

※※注意事項※※
・感染症の症状や経過は個人差があるらしいです。

症状と経過

1日目(土曜):朝突然下痢をする

8月上旬のとある週末。
天気は薄曇り。
うだるような暑さである。

この週末は、土曜も日曜も絶対に外せない用事があった。
何があろうと這ってでも行かなければならなかった。
ここで行かなきゃ一生後悔するだろう。

土曜の朝、下痢をする。
まぁ、私はよく下痢をする方なので”いつものやつ”程度に思っていた。
しかし、その朝だけで3回もトイレに行ったのだ。

これから出掛けるのにヤダなぁ…大事な日なのに。
念のため家にあったストッパ(下痢止め薬)を飲み、出かけた。
薬のおかげで、その日トイレでピャーッすることはなく、無事過ごすことができた。

2日目(日曜):朝また突然下痢、夕方身体に異変

翌日日曜の朝、また下痢をする。
しかし手持ちのストッパは昨日飲んだので最後だった。
仕方がないので、出かける直前までトイレにこもり、できる限りのピャーッをした。
で、外出中も帰宅後もトイレへ駆け込むようなことはなかった。

この日、夕方あたりから身体の節々が痛み出した。
おかしいな…身体が非常にダルい。

この時点では、2日連続何時間も炎天下にさらされたことで体調を崩したか、
または夜中クーラーを付けっぱで寝たので、寝冷えしたかのどちらかだと思っていた。
まぁ、すぐ治るだろうと、あまり気にせず早めに就寝した。

3日目(月曜):常に腹が痛い、身体が更にダルい

月曜朝。
仕事である。
目覚しの音で起き上がるも、どうもダルい。

私は毎朝決まって珈琲を落としアイスで飲む。
アイスコーヒーを飲み終えたところで必ず便意があり、ドッカーンという快便っぷりだ。

だがこの日は珈琲を淹れている途中で腹痛に襲われ、ピャーッ。
やっぱり調子が悪いなぁ。
なんだが腹も常にシクシク痛む。
でも…仕事行かなきゃ。

この日は一日中お腹が落ち着かないというか、嫌な痛みがあった。
夕方には全身の関節と筋肉も痛み、ダルい。
あぁ、これ熱出るかも…。
夏風邪ってやつか。

4日目(火曜):激しさを増す下痢と発熱

火曜の朝、腹痛で目が覚める。
うぉぉ…ハライテェ…と、ムクっと起き上がると同時に腸がボコボコボコって動くのがわかった。
次の瞬間、すっげぇ屁が出た。(汚くて申し訳ない…もう以前以降の表現もまとめてお詫びしておく)
で、これが凄まじい香りなわけだ。

「やっべ!屁ぇクッセ~!うんこうんこうんこうんこっ!」
などと独り言を発し、バタバタとトイレへ駆け込み猛烈にピャーッ。
(30代後半独身女の独居生活となると呼吸をするかの如く独り言が出る)

腹の痛み方といい、屁の臭さといい、身体のダルさといい、これはおかしいぞ。
熱を測ってみると、38度。
ヤバいヤバい、完全に風邪ひいたわ。

でも仕事行かなきゃ!

ロキソニンを飲み仕事へ行くも、腹が痛くて熱も下がらず作業が捗らない。
病院行くか…でも夏季休暇前までにこの作業は終わらせなきゃ。

たぶんアレだ、下痢は熱のせいだ。
すぐ治るすぐ治る。
耐えろ。

仕事中何度かトイレでピャーッするが、これは熱のせいだと思っていた。
とりあえずこの日はどうにこうにもダルく、早く帰って早く寝る。

5日目(水曜):病院へ行き原因が発覚

この日も腹痛で目が覚め、トイレへ駆け込む。
熱は少し下がったものの、まだ37度以上ある。
出かけるまでの大半をトイレで過ごし、とりあえず仕事へ向かう。

行きの電車内、何度も腹痛に襲われ、そのたびに冷や汗がヤバい。
この腹の痛み方は通常の下痢の痛み方じゃない。
病院へ行こう。

朝一度会社へ顔を出し、上司に病院へ行くと伝え、そのまま病院へ。

会社近くに、喘息の主治医のいる内科・呼吸器科がある。
ここの先生には喘息以外の甲状腺疾患だったりメニエール病についても報告しているので、私の身体を一番知ってくれている。
とりあえず先生のところに行こう。

先生「おひさしぶり。何、お腹調子悪い?」
てれ「そうなんです。下痢がひどくて、微熱もあります」
先生「下痢はいつから?」
てれ「土曜の朝です。」
先生「トイレには1日何回くらい?」
てれ「いやぁ、数え切れないくらい!」(笑)
先生「笑。そう、じゃぁ熱はいつから?」
てれ「えーと、昨日ヤバいと思って測って38度、さっき待合室で37度」
先生「なるほど。下痢が始まる前に何食べた?」
てれ「あ。そういや金曜の夜焼き鳥屋に行きました」
先生「生っぽかったりしなかった?火通ってた?」
てれ「そういや、半生の鶏肉をめっちゃ食べました!鶏わさ!」
先生「うん、ソレだね。食あたり。カンピロバクターって言うんだけど、まぁほぼ間違いないと思うけど」(云々)

カンピロバクター感染症について詳しく説明される。
寝冷えか疲労からくる夏風邪だと思いこんでいたので、まさかだった。
恐らく、焼き鳥が原因で間違いないだろうけど、万が一違うことも考えて薬を出すねと。

会社に戻り「しょ、食中毒でした…てへ!」と報告して、即薬を飲む。
先生には、急激に良くなったりはしないよ、徐々に良くなるはずだから薬飲んで脱水症状に気をつけてと言われたので、ポカリを手元に置いて仕事をした。
体調悪かったら、帰って休んでもいいぞと言われるが「ダイジョブッス!」と意地を張る。
食中毒なんて自業自得だからだ。

余談だが、明らかに体調悪いデス!って態度で仕事してるヤツ、大嫌いだ。
周りも気を使うし、もうそんななら帰れよ!って思う。逆に迷惑だし本当にイライラする。
むしろ「大丈夫?」とか優しい言葉もかけたくなくなる。

だから大丈夫と言ったからには意地でも毅然と仕事をしたい。
定期的に激しい腹痛に襲われ冷や汗が吹き出るが。
平常心を装い、颯爽とトイレへ。

まぁ、何度もトイレに立ったし食中毒と言ったので、アイツまたうんこかとは思われていたかもしれない。
そこはすんません。

6日目(木曜):だいぶ楽になるが

前日に病院でもらった薬もしっかり飲んで、木曜下痢は続くもののかなり楽になった。
まぁそもそも、カンピロバクター感染症は1週間前後で自然治癒するものらしい。

この日は夏季休暇前の最終日。
この日を乗り切ればもう夏休みである。

ただ、仕事中やはり数時間おきに激しい腹痛はあった。
そのままやり過ごせる時と、トイレへ駆け込むときがあった。

で、この日は以前から仕事のあと社長とサシで外食ミーティングの約束があった。
このミーティングは、私の考えや気持ちを社長に直接伝えることができる稀なチャンスである。
社長「てれ、お前、体調どうなんだ」
てれ「問題ないっす!」
社長「じゃ、18時に○○駅で」
てれ「わかりました!」

もうな、腹痛てぇとか言ってる場合じゃない。
途中で何度か腹痛に襲われながら、伝えたいことは伝えられたと思う。

7日目(金曜):ほぼ治る

夏季休暇初日だ。
朝、アイスコーヒー飲んでトイレでピャッしたが、腹は痛くない。
で、こうして記事を書いている。

本当は完治後に記事にしようと思っていたが、面倒なのでもう、ほぼ治ったっつーことでいいや。

カンピロバクター感染症の原因

先に書いたが、先生曰く原因はほぼ間違いなく金曜に行った焼き鳥屋である。
この日、仕事が終わり、上司と先輩が言い合っていた。
まぁ、下の社員の教育に関する考え方の違いだ。

ラチがあかないので、とりあえずどっか店行って話そうぜと。
私の意見は100%先輩と同意である。
参戦するつもりで同行する。

ここで私が頼んだ「鶏わさ」。
鶏のたたきみたいな、半生状態で提供される。
3名中、生肉好きは私だけなので、1人でほぼ完食する。
あ~ビールに合うわぁ~。

3人のバトルは加熱する。
私も意見を述べる。
話は平行線。

この中で一番下っ端の私が串から外す係。
力任せに外してタレを上司に飛ばしてしまう。
軽く「オマエ~!」と怒られる。

話はずっと平行線。
面倒くさくなる。
ビールを飲む。
ミディアムレアのレバーうっっめぇ。
ビールを飲む。

カンピロバクター菌を体内に取り込んでいるとも知らず。
翌日から地獄が始まるとも知らず。

処方された薬

病院で処方された薬は、抗生物質と整腸剤の2種類だ。
・ホスミシン錠500mg(抗生物質) 5日分
・ミヤBM錠(整腸剤) 7日分

先生はほぼカンピロバクターで間違いないと思うが、万が一別の原因も考えて処方するねと言った結果のものだ。

反省点

私はもともと焼き鳥屋が大好きで、よく行く。
よく行く店では必ず鶏の刺し身を食べる。
これが超絶うまい。
まぁ生肉は基本大好きだ。
昔はレバ刺しもよく食べたし。(もう食べられなくて寂しい)
馬刺しも好きだ。

しかし鶏の刺し身であたったことがないので、疑ってすらいなかった。
会社メンバーで行った店は2度目の訪問だった。
その店を非難するつもりはない。
店のためにも伝えておいたほうが良いのかもしれないが、ちゃんと検査をしたわけではないし。
迷ったが、黙っておくことにした。

食中毒に対する知識も予防意識も薄かった自分も悪い。
ただ、今後生肉は、信用できる店で、連休前にのみ食べようと。
どんなに気をつけていても、一定の確立でリスクはあると、先生に教えられた。
生肉は自己責任で!(懲りてない)

最後に。
感染症による下痢は、下痢止め薬を飲むと腸内に菌を溜め込んでしまうため、治りを遅らせたり、悪化させることになるらしい。
自己判断で薬を飲まず、変だなと思ったら病院へ行くべきである。

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