独身アラフォー女の趣味と仕事と思い出話

大人の階段を昇っちゃった日

←前のページ

ホールに到着すると、その友達はナプキンを持っている人を探してくれた。
幸い、私が信頼を寄せる先輩が持っていた。
その先輩はトイレまでついてきてくれ、付け方の解説までしてくれた。
しかも予備までくだすった。

私は初めて手にするナプキンを、先輩に言われた通り装着してみる。
な、なんか……プカプカする…ゴワゴワする。
うぉ~歩きづれぇ!!
当たり前である。
普通の綿パンツなのだから。

トイレから出てきた私は、先輩と友達にアヒルと笑われ。
そのまま輝かしい舞台に立った。
勿論、舞台上でもアヒル歩きである。

めまぐるしい一日を終え、帰宅し、母に生理になったと告げ。
何も知らなかったので、友達や先輩に世話をかけたことを告げ。

「あっらぁ!えぇ?意外と早かったわねぇ」って…。
まったく呑気である。
ちなみにそんな母の呑気さが好きで、しっかり私にも遺伝している。
その日は赤飯ではなく、私の好物を夕食に作ってくれた。
そして母からも手解きを受けた。

この一連で、私が一番ド肝を抜かれたのは。
自分の尻周辺の穴は3つあったという事実である。
私が大人の階段を一つ昇った話。