独身アラフォー女の趣味と仕事と思い出話

ポケ森レビュー: 待望の「どうぶつの森ポケットキャンプ」感想

遂にきた。
待ちに待ったスマホ版「どうぶつの森 ポケットキャンプ」(以下『ポケ森』)が。

私はシリーズ4作目となるニンテンドーDS版「おいでよ どうぶつの森」からプレイしている。
本シリーズの大ファンの一人である。

どうぶつの森をやり始めると、他のことが何も手につかなくなるほどやりこんでしまう。
現実の世界よりもめちゃくちゃ努力し、村長として村の発展に尽力する。

特に「おいでよどうぶつの森」ではちょっと頭がおかしいくらにハマり、数か月を費やした。
村の環境評価を上げるために地形図を方眼紙に正確に描き出し分割線を入れ、最適な植樹を行ったり。
この作業、めっちゃ大変だったからな、ホント。
地面に敷くタイルデザインや、レッドカーペットを作って、村を高級住宅街みたいにしたり。
鐘のメロディーをカスタマイズしたり。

毎日化石を堀り、魚を釣り、虫を捕まえ、ときにハチにボコボコに刺されながらも、日々充実していく博物館を観覧するのも醍醐味だ。
博物館に寄贈した後、喫茶店でコーヒーを飲むのもまたいい。

本作品はプレイヤーのこだわりがとことん反映される。
それほどまでに自由度が高く、やりこみ要素が満載なのだ。
最終的に、花壇をたくさん作って花だらけにしたもんだから毎日水やりが大変だし、遊びに来たフレンドが走り回って花を蹴散らすのに激怒してストレスでやめてしまった。

今回、そのどうぶつの森スマホ版がリリースされると聞いてものすごく楽しみにしていた。
で、レベル16までプレイしてみたので感想をまとめたいと思う。

全体的な感想

良くも悪くも、システムが洗練・簡素化されていると感じた。
スマホ向け仕様にするとこうなるのか…というのが率直な感想である。
面白いことは面白いのでしばらくプレイを続けるとは思うが、どうしても物足りなさや理不尽感を拭えないのも確かだ。
認めたくはないが、ちょっと期待しすぎたかもしれない。

要素ごとに思ったことをただただ書き連ねようと思う。
ガチのファンが共感してくれたら嬉しい…そんな気持ちだけで筆を取った次第である。

雑草が抜けない

雑草が抜けない

まずポケ森を始めて、最初に取った行動は枯れてるっぽい花を抜く行為だ。
どうぶつの森プレイヤーは全員漏れなくやったんじゃないだろうか。
枯れている草や花を見たら「抜かなきゃ」という強迫観念に襲われるのだ。

そして思ったはずだ。
雑草抜けねぇの!?

そして感じたはずだ。
枯れた風の草花をどうにもできないの、すごいストレス!

抜きたい、抜かなきゃ…という感情を解消できないというのは拷問に近い。

スローライフとは

どうぶつの要求リスト
要求の品を贈呈する

かつてのどうぶつの森はのんびりスローライフがウリの箱庭ゲーである。
自分の描く理想の村を作るために、アレやったりコレやったり。
基本プレイヤーが好きなことをとことんやり込むスタイルの、作業ゲーともいえる。

ひたすら魚を釣ってコンプリート目指すもよし。
虫、化石集めもまた然り。
私の場合は村の環境レベルを最高にすることを目標とし、整備を行った。
服や地面のデザインにも没頭したし。
これこそ、のんびり気ままなスローライフである。

しかしポケ森はちょっと違う。
どうぶつたちの要求がハンパないのだ。
全然スローじゃない。

ここがポケ森最大の特徴であり、最大の違和感が生まれる部分じゃないだろうか。
プレイヤーは、自分のやりたいことよりどうぶつたちの要求に応えるのを優先せざるを得ない。

どうぶつの欲しがるものを集めて貢ぎ、仲良くなることでキャンパーレベルが上がっていくシステムだからだ。
容赦なしにアレが欲しいコレが欲しいと言ってくる。

イカが欲しいと言われりゃ、海釣りをし。
リンゴが欲しいと言われりゃ、収穫に出かけ。
アゲハ蝶が欲しいと言われりゃ、捕獲に行く。

このようにポケ森とはどうぶつたちに振り回され、翻弄されるゲームだ。
で、自分のキャンプ場にお気に入りのどうぶつを囲って愛でるゲームなのだ。
他にやることは…いまのところ特にない。

自分の理想を叶えられる要素は、キャンプ場の狭いスペースくらいである。
自由度・カスタマイズ性質が圧倒的に少なく、敷かれたレールをひたすら歩んでいる感がある。
このままだとあと一週間で飽きる。

欲しくもない家具を作る

欲しくもない家具を作る

どうぶつたちの要求は、虫・魚・果物だけにとどまらない。
「私のキャンプ場においでよ」と誘うと、口を揃えて同じことを言うのだ。
「嬉しい~♪私のお気に入りの家具があるなら行く~♪」

この、コノヤロー感。
いや、今までのどうぶつの森の彼らもかなり自由奔放だったけれども。(怒)

というわけで、どうぶつたちをキャンプ場に呼ぶには、彼らの要求する家具を一式揃えて配置し、ご招待しなければならない。
まったく欲しくないラブリーな家具なんかを作るためにお金と時間を使うハメになる。

そんな中でも、自分好みの家具一式を配置してみたりするのだが。
問題は、どうぶつをお迎えするにあたって毎回模様替えをしなければならないところである。

でもやっぱりかわいい

ポケ森でのどうぶつたちは、要求こそ多いが相変わらず自由奔放でかわいい。
憑りつかれたように電気をカチカチ付けたり消したりを繰り返したり。
憑りつかれたようにギターをベーン!ベーン!と鳴らし続けたり。

ねぇ…ちょ…何やってんの?大丈夫?

そうか、キミたちも大変なんだな…。
前は大きな村に自分の住まいを持ち、気ままに暮らす仲間だったのに。
こんな狭いキャンプ場に軟禁されて、そりゃ電気カチカチしたくもなるわな。
あの頃は楽しかったよね、うんうん。

待ってて、私がもっと心地よいキャンプ場にしてあげっからな。(使命感)

自分を見失いかけてる

ポケ森リリースと同時に(ちょっとフライングで)プレイ開始して、レベル16まで進めた。
ここまで夢中で進めて、11月23日の祝日なんか丸一日ポケ森に費やした。
どうぶつたちの要求に応えるために、奔走した。
ちょっと課金までしそうになった。

だがしかし、気付いてしまったのだ。

いや、最初から薄々気付いてはいた。
でも大好きなどうぶつの森だもの、こんなに面白いじゃないか。
どうぶつたち、こんなにかわいいじゃないか。

でも…思ってたのと違う…

目的を見いだせない…

自分の理想を叶える要素が少ないポケ森では、目的がわからない。
何を目指して、どこに進んでいるのかがわからない。
どうぶつたちの要求を叶えるために走り回り、キャンパーレベルを上げるしかないのか。

今後に期待

今は解放されていないが、服のクラフトは今後のアップデートで実装されるようである。
あの、クッソ細かいドット絵でデザインする服も楽しみの一つだ。
自分がデザインした服を、村でどうぶつたちが着てふらふら歩いてるのを見ると愛おしくてたまらなくなったものだ。

他にもなんかこう、ルーティーン化された作業ではなくて、没頭できる作業がしたいのだ。
その作業をするかしないかは、自分で選択したいのだ。

思うところは多々あるものの、今のところは楽しくプレイしている。
どうぶつたちの要求にも、コノヤローと思いながらもかわいいから走り回っちゃう。
用もないのに、何度もしずちゃんに会いに行っている。

だって、本当もうかわいいんだもんな。
ちなみに私は、ツバクロとブーケがお気に入り。
是非、今後のアップデートに期待したい。

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