独身アラフォー女の趣味と仕事と思い出話

milkcocoaで​ 「no permission」エラーが出る問題の解決法

先日、仕事で初めてBaaSなるものに手を出した。
手を出したといってもアプリケーション開発とかそんな難しいものではなく、
Milkcocoaというサービスで用意されているプラグインの「チャットサポート」の導入作業。
コードを一行追加するだけという…初心者でも簡単導入が可能な、ありがたいサービスである。

しかも制限はあるが無料。

こんなに簡単で素晴らしいサービスだが、困った事態に陥った。
“dashboard”で必要な設定をしようとしたら”​no permission. Please log in.”とエラーが出て設定できない。
なんらかの設定が間違っているとかそれ以前に、設定ができずオマエに権限はないとはじかれるのだ。
原因もわからず、何もできず、為す術なし。
結果としては、特定の環境下で発生する現象で、解決法も簡単なので経緯と対処法を記しておく。

Milkcocoaについて

Milkcocoaついては、様々なメディアが紹介しているので軽く紹介だけしておく。
簡単に言うとIoTデバイス・スマートフォン・PC間で簡単にリアルタイム通信の実現が可能なサービス。
リアルタイム通信ってのは、冒頭に記載したようなチャット機能だとかプッシュ通知とか。

普通リアルタイム通信を実装するには、サーバを用意してなんやかんやの小難しいプログラミングや設定が必要なのだ。
私のようなフロントエンドのWEB制作者にできるものではない。
そのサーバ側のなんやかんやをクラウドで提供してくれるサービスを”BaaS(Backend as a service)”といい、MilkcocoaはBaaSの提供サービスだ。
保存データ数10万メッセージまでなら無料で利用できる。
WEBサイト用プラグインとして「チャットサポート」「リアルタイムWEB通知」「セキュアな問合せフォーム」が用意されているので10分もあれば導入できる。
Milkcocoa
Milkcocoa

トラブルの経緯

Milkcocoaを利用するにはユーザー登録(無料)をする。
設定したメールアドレスとパスワードでログイン後”dashboard”でいくつか設定を行い、
WEBページにコードを追加するだけで稼働できる。通常であれば…。

今回の導入は、仕事上の作業なので動作確認・検証の為まず検証用でユーザー登録を行い、一通り検証を行った。
で、いよいよ本番環境用のユーザー登録をして実際に導入から稼働まで行う工程に移る。
しかし本番環境用のアカウントでログイン後、”dashboard”で設定画面にアクセスすると”​no permission. Please log in.”ではじかれる。
設定ができなければ何もできないわけで、ただただ”dashboard”をしばらく見つめて思考停止状態に陥った。
ここまで本番環境アカウントで行ったのは、ユーザー登録とログインのみである。
Milkcocoa ​no permission

当然第一に考えるのはMilkcocoaのシステム障害なわけだが。
試しに一旦ログアウトして、検証用アカウントでログイン・設定を試みると何の問題もない。
えぇぇ…どういうこと?

原因の発覚と対処法

別のブラウザ(自分の場合は普段使用しないIE)で本番アカウントでログインしてみる。

あ、あぁぁ…イケる。

私は普段Chromeを使用しているが、IEで試したところなんとエラーが出ない。
Firefoxでも試してみよう。エラーが出ない。

ここから私がアホだったんだが、3種のブラウザで2個のアカウントを使ってやみくもにログイン・ログアウトを繰り返す。
暴走した挙句、もうわけがわからなくなった。何時間も無駄にした。
どういう状況ならエラーが出ないのか、さっぱりわからなくなった。

散々ログイン・ログアウトを繰り返し、ふと、Cookieとかキャッシュの問題なんじゃないか?と思った。
Chromeで「Cookieなどのサイトデータやプラグインデータ」を削除してみると、ビンゴ。
Milkcocoaの仕様か、Cookieやサイトデータが残っている状態だと別アカウントでログインしたときにこの問題が生じる。
問題の解決するにはCookieとサイトデータを削除すればよい。

やむを得ず複数アカウントを使い分ける事情がある場合は、ブラウザを分けるか、別アカでログインする前にCookieとサイトデータを削除すれば回避できる。

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