エッセイとかレポートの寄せ集めブログ

メニエール病になったら仕事はどうするか会社へ報告するか

私は完治が難しいと言われるメニエール病である。
30代半ばで本格的に発症した。
現在も決まった条件で症状が出るものの、なんとかうまく付き合っている。

発症当初は症状が激しく、立っていることもままならなったので仕事にもかなり差し支えた。
めまいで会社へ辿り着けず、遅刻したこともあった。
上司に遠くから話しかけられても何言ってっかわからないし…電話に出ても相手の名前も聞き取れない。
マズイなぁ…と思った。ヤベェなと思った。

ということで、発症から会社や周囲に話して理解を得るまでの話をまとめることにした。
同じく辛い症状と戦っているみなさん、一緒に上手にメニエールと生きていこう。

メニエール病とは

メニエール病(メニエールびょう、英語: Ménière’s disease)は、激しい回転性のめまいと難聴・耳鳴り・耳閉感の4症状が同時に重なる症状を繰り返す内耳の疾患である。厚生労働省の特定疾患に指定されているが、特定疾患治療研究事業の対象ではない。疾病名はフランスの医師プロスペル・メニエール(英語版)が1861年に初めてめまいの原因の一つに内耳性のものがあることを報告したことに由来している。

wikipedia

聴覚の症状

メニエール病の原因は、内リンパ水腫である。
内耳のリンパが増え水膨れ状態となり、上記のような症状が出るらしい。
確かに症状が出て難聴になっているときは、水中にいるような感じだ。
周囲の音がいちいちボワンボワン拡張して聞こえる。

低音が聞えにくく、高音は脳天を貫かれたかの如く衝撃的な音に聞こえる。
声の低い男性の声などは、もはや何言ってっか聞き取れない。
しかし私はどちらかというと、高音の方がツラい。
子供の叫び声は恐ろしいほど攻撃的で、爪切りのような破裂音も拷問のようである。

耳鳴り、耳の閉塞感も出る。
一般的なキーンとかそういう耳鳴りではなく、ボワ~ンみたいな感じ。
閉塞感は耳に水が入ったときのあの感じだ。
けっこうストレス。

めまいの症状

メニエール病で一番危険なのはめまいである。
立ち眩みのようなグラァっていうのではなく、完全に酔っぱらったときのアレ。
視界がグルングルン回転して、前後左右・上下の感覚もなくなって宇宙空間に放り出されたような感じになる。

こんな状態でまっすぐ歩けるわけもなく。
駅のホームなんかで発作が出たら、下手したら線路に落ちて死ぬわ。

しかしやっかいなのは、メニエール病の発作は30分以上~数時間に及ぶことだ。
座って少し休めば良くなるわけではないので、伝い歩きで移動するしかない。

私はこれで何度か会社を遅刻した。
そして丸一年間趣味の登山をお休みせざるを得なかった。

発症から診断まで

メニエール病の要因は、過度のストレスや疲労だと言われている。
うん。まぁ。めっちゃ心当たりあるわ。
完全にストレスだわ。
当時、食事もできなくなるレベルのストレスを抱えていた。

で、割と突然耳の閉塞感と難聴の症状が現れた。
あれよあれよと酷いめまいも出て。

こりゃぁヤバいぞ。
ストレスってこうやって身体を蝕むんだな。
悩んでいる場合ではない。

で、最初に行った地元の耳鼻科では「メニエールかなぁ」みたいに言われて、3日分の薬が出され様子見ってことになった。
なんとなく好きになれないタイプの医師だったので、その後受診しなかった。

薬を飲み終わっても一向に改善せず、会社にも迷惑をかけ数週間。
会社近くの耳鼻科へ駆け込んだ。
「うん、典型的なメニエール病だね」と言われて2週間分くらい、薬を処方された。
この先生もメニエールらしく「実はね~ボクもなんだよ~アハハ!」とか笑ってて、めっちゃ安心した。

一旦は症状が改善しても、数週間あるいは数か月後、また症状が出る可能性が高いとのこと。
メニエール病は繰り返し症状が出る。
体質として受け入れ、うまく付き合っていくことが大事だよと言われた。

多めに薬を出すけど、飲み切らずに症状が改善しても数回分は常に手元に置いておくと良いよとアドバイスしてくれた。
まったくもってその通りで、薬を飲んで数日で改善したものの数週間後にまた症状が出るを繰り返すようになった。
今では家と会社の冷蔵庫にそれぞれ薬を常備している。

仕事と会社

メニエール病を発症した患者が一番悩むのは仕事のことだろう。
私も酷い症状が出たときはめまいで遅刻したり、電話もまともに受けられなかった。
座っていてもめまいが襲ってくる。

デスクワークの私ですらまともに仕事ができないときがあった。
立ち仕事や接客業などの人はもっと大変だと思う。
しかも完治が難しく、度々このような発作が起きると聞いて一人では無理だと思ったのだ。

会社へはそのまま話してみることにした。
それですぐにオマエクビなとか言われることはないだろう。
それに度々体調不良で遅刻して迷惑もかけていたし、黙っているわけにいかない。

上司に話し、そのあと朝礼の場で皆に話して陳謝した。
その上で、婆さんのようなことを言って申し訳ありませんが耳が遠くて言葉が聞き取れませんと。
大きな声で呼んでいただければ、私が近くまで伺いますんでと。

でも遠くから話掛けられたりもするわけで。
某号泣議員の会見さながら、耳に手をあてがって「はい!?」みたいになって。
そのうち皆、てれってーは耳が遠いというのを理解してくれるようになった。
すぐには無理だけど、こちらから歩み寄ったりきちんと話すことで個性として受け入れてもらえた気がする。

現在の状態

発症から1年くらいは症状が酷く、頻度も高かった。
いつ症状が現れるかもわからなかった為、登山にも行けなかった。

やがて一定の条件で軽い症状が出るようになる。
低気圧と生理期間である。

低気圧は、ゲリラ豪雨のような急激な気圧の変化があると症状も重い気がする。
今は時期的にないけど、昨年の夏は急に耳の閉塞感と難聴がきたと思ったらものすごい豪雨になったとか。
私はゲリラ豪雨を感知できる体質ってわけだ、いいのか悪いのかはアレだけど。

あとは生理前後期間は軽く症状が出る。
辛いときだけ薬を飲むようにしているが、稀である。

普通の人と変わらない生活ができている。
重い症状が現れることもほとんどなくなったかな。
なるべく運動はするようにしている。
またゲリラ豪雨の多い夏がやってくるが、まぁなんとかなんべと思う。

突発性難聴との違い

芸能人・有名人が活動休止と突発性難聴を発表することがある。
アレ、ニュース見る度にメニエール病じゃね?って思ってた。
これもストレスなどで発症するが、原因がハッキリ解明されていないらしい。

調べたところメニエール病と突発性難聴は、症状は似ているが違う疾患だ。
突発性難聴には内リンパ水腫はみられないとのこと。

使用する薬も違う。
メニエール病には、体の余分な水分をとる効果のある利尿薬などが主に用いられる。
突発性難聴の場合はステロイドや血管拡張剤などで投薬治療を行う。

どちらも、初期症状での受診と治療が大切になる。
少しでも変だなと思ったら、迷わず病院へ行くことをおすすめする。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です